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世界には、私たちが見たこともないような様々な種類のお茶がありますが、
実は日本にも、普段見かけることがないような珍しいお茶があるんです!
今回は日本の珍茶をご紹介します。
碁石茶

高知県大豊町に伝わる、漬物の用に茶葉を発酵し碁石状に固めて作られたお茶です。
日本では珍しい「後発酵茶」です。
色や形が碁石のように見えることから「碁石茶」と呼ばれています。
漬物と同様に、乳酸菌が豊富でヨーグルトの約200倍含まれているようです。
阿波番茶

徳島県の特産品のひとつで、碁石茶と同じ後発酵製法で作られているお茶です。
普通の緑茶とは違い、しっかり大きくなるまで育てた茶葉を使用します。
摘み取った茶葉を釜ゆでし、桶に詰め乳酸菌で発酵させ、乾燥させてつくられます。
甘酸っぱい香りと、さわやかな酸味が特徴です。
バタバタ茶

富山県朝日町に伝わる黒茶の飲み方で、煮出したお茶を茶筅で泡立てていただきます。
黒茶は中国の伝統茶で、麹菌で発酵させたお茶です。
結婚や出産などのお祝い事の際に、ふるまわれるといわれています。
茶筅で泡立てる際の「バタバタ」という音から、バタバタ茶と呼ばれるようになりました。
ぼてぼて茶

元々は、過酷な労働環境で働くたたら製鉄の職人たちが、仕事の合間に立ったまま流し込むように食べていた労働食だといわれています。
茶葉ではなく、茶の花を煮出した番茶を、茶筅で泡立てたものです。
泡立てたお茶の中に、煮豆、高野豆腐、漬物などを加えます。
お茶を泡立てる時の音が「ぼてぼて」と聞こえることから、ぼてぼて茶の名がついたといわれています。
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